親知らず
Wisdom Teeth
親知らずとは
親知らずは、最後に生えてくる永久歯の奥歯です。上下で4本存在していますが、生え方や生えてくる本数は人によって異なります。4本生えてくる人もいれば、すべて歯茎の中に埋まったままの人もいます。
斜めや真横に生えてくることも多く、清掃性の悪さが虫歯・歯周病のリスクを著しく上昇させるのです。手前の歯の歯根を圧迫して吸収させることもあります。

親知らずによるトラブル
歯肉が腫れる

まっすぐに生えていない親知らずは、手前の歯の歯肉を圧迫し、歯肉炎をおこしやすくなります。
むし歯や歯周病になりやすい

歯が正しく生えていないことで、歯みがきが難しく、その磨き残しからむし歯や歯周病になるリスクが高くなります。又、親知らずの隣にある歯も、その影響をうけ、むし歯になるリスクが高くなります。
歯肉を傷つける

咬み合わせのない歯は伸びる性質があるため、上の親知らずの場合は、下の歯肉にあたることで、傷をつけ炎症などのトラブルを引き起こす可能性があります。
歯並びに影響を及ぼす

真っすぐに生えていない親知らずに、手前の歯が押されて歯並びが悪くなることがあります。
親知らずの移植
すべてのケースに適応可能ではありませんが、歯の状態によっては親知らずを移植することができます。移植後は、元のように噛めるようになりますが、長持ちさせるには定期的なチェックが必要です。